疲れているときや、スタミナを付けたいとき、頑張った自分へのご褒美に美味しい牛肉を食べることがあるでしょう。
牛肉を食べると幸せになれたり、元気をもらえたりするのは、それなりの理由があります。そこで、牛肉の持つパワーについて詳しく紹介していきたいと思います。
目次
牛肉は、人を幸せにするセロトニンを作る
牛肉にはさまざまな栄養素が含まれているのですが、そのひとつにトリプトファンが含まれています。
幸せホルモンの元になる
落ち込んだときや、ストレスがたまっているときは自分の好きなことに没頭するのがストレス解消に効果的だと言われています。
それは、セロトニン、別名幸せホルモンの分泌を促進が期待できるようになるからです。セロトニンは、ストレスで高ぶった神経を落ち着かせて、落ち込んだ気分を和らげてくれるように働いてくれるのです。
牛肉に含まれているトリプトファンは、セロトニンを作る元になります。セロトニンが不足すると、イライラや疲労感が出やすくなりますので、美味しい牛肉を食べてセロトニン不足を補いましょう。
不眠解消にも効果的
ストレスがたまっていると、疲れていてもなかなか寝付けないことがあります。しっかり睡眠をとらないと、疲れが取れないだけでなく、心身の健康を害するようになってしまいます。
幸せホルモンであるセロトニンは、夜になるとメラトニンと呼ばれるホルモンに変わります。
メラトニンは睡眠に影響するホルモンであり、寝つきを良くしたり、目覚めをすっきりさせたりする効果が期待できるのです。
牛肉のオレイン酸とステアリン酸のすごいパワー
牛肉には、オレイン酸やステアリン酸と呼ばれる栄養も含まれているのですが、その効果についても詳しく見ていきましょう。
オレイン酸の効果
オレイン酸といえば、オリーブオイルなどの植物性オイルに多く含まれている栄養素になります。
オレイン酸は悪玉コレステロールをコントロールし、生活習慣病の予防や改善に効果があると言われており、最近注目度が高まっている栄養素のひとつです。
実は、牛肉の脂肪成分の50%をオレイン酸が占めているのです。同じ牛肉でも、輸入牛肉よりも和牛の方にオレイン酸の含有量が多いことがわかっていますので、健康や美容のためには、和牛を食べたほうが効果的だということです。
ちなみに、和牛100gに含まれるオレイン酸の含有量は約22〜23g、オリーブオイル大さじ一杯に含まれているオレイン酸含有量は、約12gですので、和牛にオレイン酸がたっぷりと含まれていることがわかるでしょう。
ステアリン酸の効果
牛肉にはステアリン酸も含まれているのですが、ステアリン酸には血液をサラサラにしてくれる効果が期待できます。
ステアリン酸もオレイン酸同様に不飽和脂肪酸の一種であり、青魚にも豊富に含まれている成分になります。
血液が粘性を持ってくると、血栓を作りやすくそれが動脈硬化などを引き起こす要因を作ってしまいます。
そこで、オレイン酸などで血液をサラサラにすることで、生活習慣病を予防したりと美容や健康に多大なメリットをもたらしてくれるのです。
じつはビタミンも豊富
牛肉はタンパク質がたっぷりと含まれているのですが、ビタミンも豊富です。
ビタミンB群
牛肉には、ビタミンB1、B2、B12といったビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB群は代謝機能を高める効果がありますので、疲労回復や美肌作りにも効果的に働いてくれます。
また、脂肪や糖の燃焼を促進してくれますので、ダイエット効果も期待できるでしょう。
女性の強い味方
女性は毎月生理があるため、男性よりも貧血になりやすいのです。牛肉に含まれているビタミンB12は、別名造血のビタミンとも呼ばれており、貧血予防に効果的に働くだけでなく、タンパク質の合成と修復をサポートしてくれるのです。
また、牛肉は良質のたんぱく源でもありますので、美しい肌や健康を維持するためには欠かせない栄養素です。貧血予防や改善のためにも、牛肉を食べる機会を増やしてみましょう。